経営者も70代?の老人の時代 〜人材育成の失敗

 国が人口推計を発表したので、今日のニュース番組は日本社会の高齢化に関するニュースで溢れていました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120130/plc12013020480013-n1.htm


 そんな中、キヤノンは30日、御手洗冨士夫会長兼最高経営責任者(CEO、76)が社長に復帰する人事を発表した。
 会長職とCEO職も兼務するそうです。
 76歳ですよ。


 リーマンショック後の2009年、「川村 隆」氏が日立の社長になりましたが・・・そのとき、70歳だったかな。


 どうやら、危機に面した場合、「若手の新しい力(未知の力)に期待」ではなく、超ベテランの経験に期待と言うことらしいのですが・・・・ハイテク業界で、それに良いのだろうか?


 特に、人材不足だなんて理由は、まずいだろう。
 人材育成が上手く言っていないと告白するようなものだ。


 ハッキリ言って、キャノンの人材育成には、前から疑問符を持っていた。

 キャノンは一時期、レンズの開発部隊がほぼ派遣で、正社員はその管理というギャグのような状況になったそうですが・・・・
 どうやら、中長期的な人材育成に失敗しているのは、間違いないのではないだろうか?


 キャノンと言えば、過って、半導体製造装置の大手ですが、開発に失敗して、僅か数年でシェアを失ってしまった。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100701/215209/


 ニコンが、まだ生き残って、利益を出しているので、明らかに組織的な失敗だろう。


 今後、「新製品が出ない」「開発スピードが他社に追いつかない」などの問題が次々噴出して、中長期的な影響が出るかもしれないな。