私の知っている某事務組織は、非常に評判が悪かった。
なんというか、融通が利かないのだ。
ではなぜ、融通が利かないのだろうか?
利用者が無茶を言っているのだろうか?
本質的には、仕事の定義の問題だ。
事務の仕事とは、何だろうか?
事務をすること。それは正しい。しかし、より本質的なことは何だろうか?
事務の仕事の本質の一つは、他の人が働きやすいようにするサポートする業務だ。
その事務は、今やっている仕事のみを、自分たちの仕事と認識していた。
そのため、今やっている仕事以外は、自分の仕事ではないと認識していたのだ。他の人が働きやすいかどうかは関係ないのだ。
彼らは、自分たちの仕事の領域を小さくしていた。別の見方をすると、自分たちの仕事の価値を小さくしていたともいえる。
【ビジネスへの応用】
事務の例でしたが、他のビジネスにも応用できます。
仕事の再定義をすることは、お客様から見ての仕事の価値の再認識・再発見でもあります。
多くの人は、現在やっていることに縛られ、価値の領域を小さく取る傾向があります。
再定義をすることにより、価値を拡大し、売り上げを上げることは十分可能です。