大企業=人材と資金があると思われがちですが、実はそうではない。
日本には、富士通やNECの売上高などインテルより大きい会社は多い。しかし、インテルより大きな半導体部門は持っている会社はない。
この例は極端ではない。
全体としては大企業だが、部門・仕事レベルで見ると、海外のライバルより小さいというのは良くある話。
結局のところ、少ない人員と資金で、より大きな相手と戦うのだから、勝敗が見えてくる。
なんとか、戦えているのは、日本の従業員が優秀・頑張っているから。
相手より、多い人員と資金を準備して、勝負を優位にするのは、経営者の腕の見せ所ですが...90年代。日本はサボりまくった。
結果、選択と集中を進めた韓国にやられてしまった。
液晶とかもそうですね。韓国には基本的に、2社しかない。
しかし、日本には何社もあった。
日立、NEC,富士通、三洋、エプソン、シャープ、三菱、東芝、松下、ソニーなどなど、大手電機・家電メーカーは液晶の工場を持っていたんですね。
結果、人材と資金が分散した。
2006年の前の段階で、4世代〜6世代の工場を作ったのは、シャープだけ。他の会社は、2006年の前の段階では、大型工場を作らなかった。
結果、価格競争に負けてしまった。
ちなみに、日本中の人材を取りこんだ、松下はプラズマで、サムソンやLGに勝っている。
日本だから円高だから負けるのではなく、経営の違いだ。