私は自閉症の専門家ではないのですが、自閉症というのは実に不思議な言葉だと思います。
なぜ、不思議かと言いますと、全然閉じてないためです。
私は医者でもありませんので、間違っている点も多いでしょうが、多めに見てください。
■自閉症って、どんな病気なのか?
唐突ですが、認識の基本は分けることです。
AとBを分け、自分と他人を分ける。自閉症は、認識に関する分ける機能に問題があり、自分と他人を分けるなどの行為に問題が起きているという説があります。
人間は全ての情報に反応しているわけではありません。全ての情報に反応することになったら大変です。そのため、情報を分けて反応しています。逆に、情報分けに失敗しますと、まともな反応ができなくなります。
■(重度、初期?)自閉症者の世界
判り易く極端に言いますと、自閉症の人は全てが白に見えて、全てが「あ」に聞こえているいるようなものです。
これでは、見えていても、見えていないのと同じです。
もっとも、機能が完全に死んでいるのではなく、完全に白のみではないのです。僅かなに認識できる差。自閉症の人は、この僅かな差に執着します(他がないので、それに執着するしかないというのが正確か)。
彼らが、執着し、変化を嫌がるのは、かろうじて認識しているところを壊されるためです(パニックになっているというのが正確か?)。
また、自閉症の方は、分ける機能に問題がありますので、他者を認識できず「無視」しているように他人から見えます。
■なぜ、自閉症という言葉が不思議なのか?
別に「閉じていない」のに、自閉という言葉が使われているためです。
そもそも、自閉症の場合、自分と他人を分けて認識しているかすら怪しいわけで(もちろん病状の程度によりますが)、自分と他者の垣根がないのですから、閉じるの逆の完全オープンという方が正確かもしれません。
遺伝的には免疫的には他人と自分は、最初から明確に違いますが、脳の認識においては、最初は明確ではありません。
自分と他者の認識は、脳の発達によりできるようになります。手順は明確ではありませんが、身体の認識により、自分と他者(自分以外)を認識するとの説があります。自閉症は、最初に自分と他者を分ける点が上手く行きません。
あ〜まとまっていないな。