税金を払うのは、企業の義務だという経営者と内部留保

 業績の良い会社の経営者は、「税金は企業の義務」「社会貢献」などとおっしゃられる。そして多額の税金をキッチリ払う。節税もあまりしないし、国際競争力が○×、何て言わない。
 しかし、なぜか強い。
 原因の一つは内部留保。これらの企業は、税金を払うかわりに、内部留保をきっちり貯めているためだ。そのため、不景気になっても、銀行の貸し渋り貸し剥がしも心配ない。他者が弱る分、強気に出ることすらある。
 彼らは、節税対策などと言って、車も買わないし、接待や豪遊などしない。真面目にビジネスをするだけです。
 逆に、税理士さんに多額のお金を払って、節税をガンガンやっているところは、内部留保が溜まりにくい。
 そのため、好景気のときは良いのですが、不景気でアウト。または帳簿を舐めて誤魔化して、最終的には経営者は意味不明、判っているのは事務と税理士だけという怪しい財務になったりする。