ダメダメ評論家が決定権を持つと混乱する。 〜ダメ組織と世論

 一言、駄目出しと言っても...
 建設的な駄目出しと、非建設的な駄目出しがある。
 ダメダメ批評家は、非建設的な駄目出ししか出せない批評家だ。

【建設的な駄目出し】【非建設的な駄目出し】
致命的な点の指摘  どうでもいい点の指摘
代替え案がある  ない 
方向性が明確  ない 


 消費者の評論であれば、代替案が提示される必要はない。
 単純に、好みによる駄目で良い。


 しかし、社内の会議に置いて、ダメダメの連呼であれば、混迷を極めるだろう。
 しかも、非常に厄介なことに、ダメダメ批評家は、一人ではない。
 複数いるのだ。
 そして、それらの意見は、平気で矛盾していたり、方向性が違ったりする。

 
 ダメダメ批評家に決定権がなければ、そのまま流せば良い。
 しかし、企業内では困ったことに、複数いるダメダメ批評家に決定権が付いているのだ。


【建設的であれば良いのか?】
 悲しいかなそうではない。
 代替え案が合っても、その方向性がバラバラであれば、混乱するだけだ。


 方向性は1つじゃないと人間・組織は動けない。