PSPVitaの値下げ 〜大ピンチのSONYのVITA

 ソニーがVITAの値下げを発表しました。


 任天堂のDSは、国内で3900万台、世界で1億五千万台以上売れるメガヒットでした。
 一方、ソニーのPSPも国内1900万台、全世界で約7000万台売れるほどの大ヒット商品でした。


 両方とも国内で1000万台を超え、プラットフォームとしては十分な大きさです。
 そのため、ソフトウェアメーカーは、両方に対してソフトを供給していたわけです。


 対して、現状のVITAは、どうでしょうか。
 任天堂の3DSシリーズが国内累計1000万台を超えたのに対して、VISTAは約120万台程度となっています。
 VITAが2011年12月17日の発売。
 3DSが2011年2月26日と違いがありますが、VITAの普及が遅れているのは確かです。


 正直、120万台程度では、ソフトウェア会社がついてきません。
 商売的に考えると、3DSで出した方が、ましと言う考えになり、ますますビックタイトルのソフトが出にくくなります


 価格を下げましたが、3DSよりもまだ高い価格ですし、ビックタイトルもないので、まだまだ販売は苦戦するでしょう。
 PSでの成功以降、ソニーはゲーム部門が収益を引っ張ってきました。
 PSPVITAの失敗により、 PS4頼みということになりそうです。
 VITAの失敗は、ソフトウェア会社のとの関係も、少し変わったものになるでしょう。
 

 現在、ソニーの業績は良くありませんが、出血覚悟の思い切った価格戦略が求められます。


 PS4がこけたら、それこそ、ソニーショックの再来になるかもしれません。