名古屋市営バスと感情労働 〜地域性の問題か?

 名古屋の市営バスで、またトラブルがあったらしい。


 夏ごろに、途中運転放棄があったと思ったら。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120725/crm12072513370013-n1.htm


 今度は、乱暴運転。
http://mainichi.jp/select/news/20121129k0000m040137000c.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121129/crm12112914460017-n1.htm


 放棄よりも、乱暴運転の方が問題ですが。


 気になったのが、事件の発端が、客と対応になっている点。


 運転放棄の場合は、「親切に道を説明」→「時間遅れる」→「客の苦情」→「感情の高ぶり」→「危険と判断して運転放棄」


 乱暴運転の場合は、「出発前に男性客からきつい口調で行き先を聞かれ」→「感情の高ぶり」→「乱暴」


 お客さんが引き金になっている。


 人間は、ロボットでは感情があるので、乱暴な口調で言われると当然腹が立つ。
 それを無理やり抑えて、笑顔で居なきゃいけないため、近年は「感情労働」という言葉すらあり、日本だけではなくアメリカでも、ストレスが問題なっている。


【名古屋人?】
 名古屋は排他的・閉鎖的など何かと人間関係を構築するのが難しい地域として有名ですが。
 それにしても、名古屋のお客さんって、そんなに乱暴なのだろうか?
 悲しいかな、この辺のデータはない。


 大阪の人は、雑・乱暴なイメージがあるけど、「ありがとさん」など日常生活において感謝の言葉を伝えることも多い。


 東京は、無口で、表だって、客が文句を言うことは少ない。
 なんやかんや言って、金持ちが多いせいか、人が多すぎてマナーが良くないと生きていけないせいか、忍耐強く大人しい。


 愛知や名古屋は、生真面目な県だけに、その辺のストレスは他の県よりも多いのかもしれない。