国力の比較は、購買力平価で BRICsとなぜ騒いだのか

 なぜなら、ドルベースのGDPは、為替の影響が大きすぎるから。
 ドルベースのGDPですと、日本の数字は円高もあり急上昇ですが、正直、国力や生活水準が上がったかは微妙です。
 それに比べで、購買力平価は安定しています。
 輸出市場の規模としては、ドルベースのGDPを観たほうが良いのですが、生活水準を見るには購買力平価です。
 ちなみに購買力平価のリストはこちら
 なんかもう直ぐ、生活水準で台湾に追い抜かれそうですね。
 ドルベースのGDPで見ますと、インドは11位とまだまだです。
 しかし、購買力平価でみますと...インドは4位ですね。
 3位の日本を抜くのは時間の問題でしょう。
 ここら辺をちゃんと抑えていないと、BRICSの国際経済に対する影響力、日本に対する影響力を正しく理解できないのではないでしょうか?

PS
 香港やシンガポールは、生活水準で日本を追い越していますね。
 東京だけですと、まだまだ上ですが。