『ガイアの夜明け 若者よ 海を渡れ!』を見て、NECの戦略はどうかと思う 

 「ガイアの夜明け 若者よ 海を渡れ! 」を見て。
 NEC、いまいちだなと思った。1年間社員を海外に研修に出すとは...サムソンの真似かな? 良いものなら真似ても良い。だが、単純な疑問がある
①少なすぎる
②従業員のその後のキャリアと育てた人材の活用
③外国人の活用

①少なすぎる
 年間40人(?)とあまりにも少なすぎる。まぁ、テストだろうけど。短期的な成果は望まないと言うことか?
 では、長期的な視点だろうか?これも怪しい。
②従業員のその後のキャリアと育てた人材の活用
 一般的に、新人・若手に決定権はない。いったい、どこを国際化したいのか?現場?テレビで見る限り、日本において、現場を経験していない人間を送っている。日本において数ヶ月経験させるだけでも違うはずだ。中長期的にプランがあるのではなく、とりあえず試しに送ってみる的な感覚ではないだろうか?
 海外の大学に企業派遣で行った人が、帰ってきても学んだことを発揮できず辞める例は多い。同じことにならないだろうか?
 人事や意思決定を部分まで、再設計しないと長期的な効果は期待できないだろう。、
③外国人の活用
 日本人を教育するのも重要ですが、A留学生を雇うB現地の人間を日本に呼んで教育するなどの戦術も重要なのではないだろうか。
実際、現地にインド人のマネージャーが居るんだから、現地のマネージャーの話を聞く耳があれば、日本人・日本人と無理をする必要は無い。
 インド人マネージャーの代わりの、日本人マネージャーを作りたいのだろうか?それこそ、時代に逆行しているだろう。
 基本的に、ボトルネックになっているのは、現地ではなく、日本本社なのだろうから、そこに手を入れないと意味が無い。
 ユニクロも、日本で何百人もの留学生が現場で働いているのだろうから、その人材を生かすことを考えたほうが良いのでは? 番組の主旨に合わないので見えないだけかもしれませんが...  

【まとめ?】
 NECの行動は、一見、長期的な戦略に見えるが、実際は短絡的で、短期・長期に、どうするかが見えない。
 日本の大企業は、人を育てるのが出来なくなったなと思う。