[勝手にコンサルティング]商店街と生鮮三品

 アメリカ人と異なり、日本人は生鮮三品にこだわりが強く、週に何回も行く人が多い。そのため、集客装置として、生鮮三品を扱う八百屋、肉屋、魚屋が重要であり、そのレベルと配置が商店街振興の上でのポイントになる。
■レベル
▼鮮度
 多くの人は、個人店である八百屋、肉屋、魚屋は、スーパーに勝てないと思われるかもしれませんが、そうとは限らない。ポイントは鮮度と加工です。
 大手スーパーは、センターに1回集めるため、八百屋や魚屋よりも1日多く時間がかかり鮮度が落ちている場合が多い。「八百屋や魚屋」は「安いよ安いよ」ではなく、鮮度で勝負すべきです。
▼加工①
 魚も肉も、切ると鮮度が落ちるスピードが早くなります。スーパーを見ますと、ある特定の時間に、大量に魚を刺身にして、その後、貯めています。
 これはパートさんが多く、魚を刺身に出来る人が少ないためです。
 魚屋さんが、貯めずに小まめに、刺身に出来るのは大きな武器になります。
▼惣菜
 僕は肉屋の揚げたてのコロッケなどが好きなのですが...惣菜が重要なポイントです。都心の八百屋では、漬物を作っているところも多いのですが、郊外では、そのようなお店は少ないです。

■配置
 八百屋、魚屋、肉屋が離れている場合、ワンストップショッピングができず、そのせっかくの求心力を生かせません。
 実現できる可能性は、低いのですが、配置を変えることは非常に有効です。
 拡大指向ではなく、間延びした商店街をダウンサイジングすることも時には重要です、実現できる可能性は、低いのですが。