人口と成長率

今日はこちらの記事を読みました。
 成長力に関しまして、こちらのHPを見ますと、成長率に関しまして、1985年から2006年に関しまして、労働力投入はマイナスになっています。
 また、労働力以外の要素を見ますと、日本の数値は高いことがわかります。一時期、ITにより生産性の向上が言われましたが、最大のアメリカ・英国で0.6、日本0.4ですので日本の伸び白は、大きくありません(ないのよりマシです当然)。
 労働力投入がマイナスになっている要因は、失業の増加などもあるでしょうが、より深刻なのが、15歳以上65歳以上の人口(生産年齢人口)が減少であると考えられます。生産年齢人口の推移は、こちらで。
 90年以降伸びが鈍化して、95年以降減少しているのが判ります。
 赤ん坊が、20歳になるまで、どう努力しても、20年かかります(生産面には寄与しませんが、需要面ではプラスにはなります。ただ、出産による女性の脱落もあります)。
 移民という手もあるのですが、副作用も大きいです。
【人口減、需要の減少】
 現在、人口減による需要の減少が、ようやく問題視されるようになりました。その一方、不景気ということもあり、生産年齢人口に関しては、再び軽視されるようになっています。
 今更、子供を生んだところで、生産年齢人口の問題解決は無理です。
 しかし、生産年齢人口の減少に対して、労働強化・残業強化で望んだ場合、短期的には良いでしょうが、出生率の向上は望めまなくなり、長期的な成長率には大きなマイナスになる可能性があります。
 つくづく、過去20年間の社会保障政策や労働政策の失敗などが恨めしいです。