大きな政府と小さな政府という二者択一論

 こちらの記事に、影響を受けて。
 「大きな政府VS小さな政府」という二者択一論は、第三、第四の道・可能性を考えさせない、議論させないための、思考停止させるための方法だ。
 ここには、「効率」という重要な要素が欠落している。まぁ、政府は民間よりも効率が悪いのだが..効率が悪ければ、効率を良くすれば良いのだ。行政の効率化のために、どこの国でも、民活や非効率を見つけるための情報公開・市民参加などが重要なテーマになる。
 「大きな政府VS小さな政府」という二者択一論のため、皮肉にも、効率化や情報公開・市民参加という点には目が行かなくなる。
【小さい政府は効率が良いか?】
 政府がどんなに小さくなったとしても、通常の大企業並に大きくなることは、避けられないだろう。そのため、小さい政府になれば効率が良くなるという論理は無茶だ。効率を良くするためには、ちゃんと効率が良くなるよう対策を打たなくてはならない。
 その点が抜けていると、結果、小さい政府だけど非効率という何とも、役立たずな政府が出現する可能性が高くなる。