体の洗い方 〜ゴシゴシ体を洗わない 肌を傷つけず、美肌を保つために

 満員電車に乗るといつも30〜50代の女性の顔を見てしまう。
 そして、肌とシワを観察してしまう。
 この人の肌の張りを良くして、シワをなくせば、どんな顔なんだろうと、その人の若いころを勝手に想像してしまう。
 昔から、言われていますが、老けて見えないためには、肌とシワ、そして、顔の締りが重要だ。
 印象がだいぶ異なる。

【体の洗い方】
 私は、お風呂では体をゴシゴシ洗わない。
 石鹸を体に付けて、軽くタオルや手でなでる程度で、お湯で流してしまう。
 このことを人に話すと、不潔と言われる。
 垢が落ちないと言われる。

【そもそも垢を無理やり落とす必要があるのだろうか】
 必要ないのではないだろうか。

 話は飛びますが、車や橋など鉄でできたものを綺麗にしておくためには、塗料というのが、とても重要になります。塗料を付けないと、錆てしまう。
 水や酸素から、鉄を守るために、塗料を塗ります。
 例えば、鉄瓶。錆ない。
 厳密には、錆ているのですが、表面だけうまく錆させて、中まで錆させない。もし、表面の錆を取ってしまったら、中まで錆てしまう。

 実は、人間の肌も同じ。
 垢は、新鮮な綺麗な肌を、空気や汚れから守るための塗装になっているのだ。
 垢が付いていれば、汚れがついても、汚れるのは垢
 お風呂で垢の表面を簡単に流せば、汚れは無理なく綺麗に落ち。綺麗な皮膚は維持される。
 重要なのは、全ての垢を取らないこと。軽く流すだけにして残すこと。
 そして、寝ている間で、皮膚は、垢になり、新しい防護膜になる。

【体をゴシゴシ、洗うとはどういうことか】
 垢を全て取ると言うことは、防護膜を剥がすことになる。
 さらに、新しい綺麗な皮膚を、傷だらけにする。
 これが美容や健康にとって、良いはずがない。